虫歯はどこまで削る?
どうも、日常ブログではリバースしてましたが、こっちではマジメにいきます、京都府八幡市あゆみ歯科の副院長、歯科医師の日野です。
若干ネタ切れ感が否めない豆知識ブログですが今回も必死にネタ探ししてきました。
タイトル通り、虫歯=齲蝕をどこまで削るか、これはなかなか難しい所だと思います。
着色層だのなんだの言われても見た目にはあまりわかりません。
黒い所を削り倒したら露髄した、インレーをセットしようと窩洞を見たらなんか黒いけど大丈夫?という経験は皆さんあるでしょう。
万一齲蝕を残したまま修復してしまっても、すぐに痛みが出たり、外れたりするわけではないので、とり切れていないことに気付かないまま過ごしてしまいます。
そこで便利なのがみんな大好き齲蝕検知液。
一見ある程度齲蝕除去できたように見えても…。
検知液を入れてみると…。
ざわ… ざわ…
結構赤いままです。
しかしこれ以上タービンでガリガリやっちゃうと露髄しそう…。
そんな時に便利なのがこのコントラ用のスチールラウンドバー!!
これなら露髄する可能性も低いですし、健康象牙質を切削するほどのパワーもないので、虫歯だけを選択的に除去することができます!!
スチールバーで切削し直して染色したのがコレ。ほとんど赤い部分はなくなりました!!
7番の遠心のように直視できない部分の治療にも有効なので是非使ってみてください。
ちょっと錆びやすいので保管法は気を付けてください。