カルシペックスとビタペックス

こんにちは京都府京田辺市近郊のあゆみ歯科クリニック、副院長、歯科医師の日野です。


 


今日は根治時に使用する根管貼薬剤についてのお話です。


当院では根管貼薬剤はカルシペックス、ビタペックス、ぺリオドンを使用しています。


ぺリオドンは主に抜髄時に使用するので毛色が違いますが、カルシペックスビタペックスの使い分けがイマイチ分かりづらいので自分なりに調べてみました。


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答えを先に言ってしまうと、「大差ない」になってしまうのですが、今まで自分も、治りにくい時はビタ、普通の時はカルシ、みたいな感じで何となくで使ってしまっていました。


色んな先生がいるもので「どっちでもいい」とか「こっちしかダメ」とか、中には「どっちも論外」なんて先生もいました。


何が正解なんてことはないのでしょうが、自分なりの指標がほしいので色々としらべてみました。


私自身は知識不足なので、人から聞いたりネットで調べたりとエビデンスの低いものですが挙げていきます。


 


まず大前提としてあるのがビタペックスは根管「充填」剤、カルシペックスは根管「貼薬」剤であるということ。


ビタは子供の根充や大人の仮根充に使うのが一般的だそうです。


 


続いては成分。


どちらも水酸化カルシウムを主成分にしていますが、ビタペックスの方が濃度が濃いです。


ただ、濃度による治癒への影響は無いという意見が多数でしたが、ビタペックスは濃度が高い分、生体への刺激も強いそうです。


また、ビタペックスはヨード、カルシペックスはバリウムが含まれており、それぞれのアレルギー患者への使用は避けるべきです。


 


ビタペックスは脂溶性、カルシペックスは水溶性なので、根管内が湿潤しているとカルシペックスは効果が弱まるという意見もありました。


 


あと、個人的な使用感なのですが、注入時ビタペックスは硬い、カルシペックスは軟らかいのでカルシペックスの方が操作性がいい気がします。


次回処置時の除去もカルシペックスの方が楽です。


 


今回調べた結果としては自分は「ややカルシペックス派」になりました。


ヨードやバリウムアレルギーのことすら知らなかったので、知識不足なまま治療することがいかに危険かを学ぶこともでき、調べてみてよかったです。


 


あくまでネットなどから仕入れた知識なのでかなり曖昧です。


こっちの方がいいよとか、もっといいものがあるよがあれば教えてください。